「わたしにつながっていなさい」 4.29 ヨハネ15:1〜10
「あなたがたは豊に実を結ぶ」「わたしもあなたがたにつながっている」
これが主イエスのお約束です。私たちはこの言葉の中で生きるのです。
この言葉を与えられたことで、私たちの人生は、実を結ばないで終わってしまうような
人生ではなくなりました。
希望と平安を見つづけることができる人生にされました。主が、自分とつながってくださっているからです。
しかし、この主の約束を見失い、疑いそうになります。自分自身の中から、また周囲から、疑いへの誘いがあります。
そして不安へと沈みます。特に、大きな問題に出会うとき、それに心奪われ、それが自分の人生を決めてしまうように
思います。
しかしその問題が私たちを支配し、決定付けるのではありません。それは、永遠のものでもなく、ましてや神を押さえつける
力は持ちません。
主の約束よりも確かなものはありません。その約束に生きる私たちは、私たちを捕らえて
離さない神を見失う必要はありません。
神は、実を結ぶように修正し、乗り越える力を与え、必要を満たしてくださいます。
主は、約束を見失いそうになる私たちに語られます。「わたしにつながっていなさい」と
これは、聖書の言葉に聞きつづけることです。それによって、主がつながっていてくださることを確認します。
主が実りを妨げるものをご自分の十字架の血によって取り除いてしまわれたことを知らされます。
罪と死さえ、私たちの実りを妨げはしないことを知らされます。私たちは、目先のことではなく、
私たちのためになされた主イエスの十字架と復活に目を奪われて生きるのです。
さらに主は「つながっていない人がいれば、投げ捨てられ、枯れ、焼かれてしまう」(6)とおっしゃいます。
私たちは自分のことを心配する必要はありません。
しかし、この厳しい言葉のうちに置かれている人のことを真剣に考えなくてはなりません。
つながりかけている人、つながろうとしている人が、信仰を持てるように心を注ぐことこそが愛です。